認知症治療
当院での認知症治療は“コウノメソッド”を実践しております
認知症にはさまざまなタイプがあります。
- 加齢によるもの
- 軽度認知機能障害(MCI)
- 認知症
- 他の病気により認知症と似た症状が出るタイプ
コウノメソッドは患者さまの症状に合わせて薬の量や種類を調整して経過を見ていく治療法です。
そのため旧来の薬やサプリメントも取り入れております。
また認知症の症状は日々変わることがあります。その症状の変化に応じた薬の種類や量を選択し、家族に調整していただくこともあります。
そして介護者の負担を軽減していくことも必要な治療であると考えています。
認知症予防検査
MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査(自由診療)
バイオマーカーを用いてアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβペプチドの蓄積を間接的に評価することで認知症予備軍と言われるMCIのリスクを調べます。
この結果はABCDの4段階評価されます。
健康診断同様にご自身の状態を早い段階で知ることができます。
検査(採血)費用(自由診療) 22,000円(税込)
APOE遺伝子検査(自由診療)
【注意事項】
アルツハイマー型認知症発症は遺伝的要因以外にも加齢・生活習慣なども関係します。この検査はアルツハイマー型認知症発症リスクを調べるもので、将来の発症の有無を判定するものではありません。
検査結果については、担当医師から医学的なカウンセリングも含めた説明を行わせていただきます。
アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイドβペプチドの蓄積し神経細胞が障害をおこします。
このアミロイドβペプチドの蓄積・凝集に関わる物質の1つがアポ蛋白質Eです。
これをつかさどるAPOE遺伝子にはε2,ε3,ε4がありますが、ε4を1つあるいは2つ持つ遺伝子型のあるアルツハイマー型認知症発症リスクは3倍~12倍高くなると言われています。
遺伝子型 | オッズ比 |
---|---|
ε3/ε3 | 1.0 |
ε2/ε4、ε3/ε4 | 3.2(2.9~3.5) |
ε4/ε4 | 11.6(8.9~15.4) |
ε2/ε3 | 0.6(0.5~0.8) |
Hsiung.G.Y., Sadovnick.A.D., Alzheimers Dement 2007.3;418より一部改変
この結果はAPOE遺伝子型が報告されます。
検査(採血)費用(自由診療) 15,000円(税込)
健康補助食品『フェルガード®(フェルラ酸含有食品)』
フェルラ酸という“米ぬか”から抽出された天然成分と、ガーデンアンゼリカというハーブの成分から作られた健康補助食品です。フェルラ酸はマウスの動物実験にてアルツハイマー様病態マウスの過活動を鎮静化し、認知機能障害を改善し、アルツハイマーの原因となるアミロイドβ蛋白の凝集を抑制する働きが認められています。また、ガーデンアンゼリカは、脳のニューロンの構築作用があるため、ほとんどの大脳変性疾患に良好になる可能性があります。
健康補助食品という位置づけですので、購入は自由診療となります。
健康補助食品『フェルガード®(フェルラ酸含有食品)』
細粒6,000円(税込)/ 入数:60包
錠剤5,500円(税込)/ 入数:120粒
フェルガード®の使い分け
フェルガード®にはフェルラ酸とガーデンアンゼリカとの配合量、フェルラ酸とバコパモニエラとの混合により数種類あります。認知症の標的とする症状や目的別にどれを選択するのかが変わります。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00〜12:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● | ● |
17:00〜20:00 | ● | ● | / | ● | ● | / | ▲ |
- 休診 水曜日、土曜午後、祝日
- ▲ 16:00~19:00